「破天荒」の意味と例文

「破天荒」は日常でもよく使われる慣用句です。もしかすると「破天候」と間違って覚えている人もいるかもしれませんが、「破天荒」なので気を付けましょう。ここでは「破天荒」の意味と例文を紹介していきます。

「破天荒」の読み方

読み方:はてんこう
「破天荒」の「破」は「やぶる」ではなく「は」と読みます。また「天荒」は「てんあれ」ではなく「てんこう」と読みます。「破天荒」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「前代未聞」などがあります。

「破天荒」の意味

意味:今まで誰もしなかったことやなかったようなことをすること
「破天荒」は宋の孫光憲の『北夢瑣言』が由来だと言われています。「破天荒」の「天荒」は、天がまだ開けていない状態を意味し、ある地方から役人に合格した人がいない状態も「天荒」と言いました。そこに合格した者が出た時に、天荒を破る者が出たという意味で「破天荒」といわれるようになったといいます。

「破天荒」の例文

例文1:彼の破天荒な性格は学校中でも有名だ。
例文2:破天荒な人こそ革命的なことをしてくれるのではないかと期待される。
例文3:我が社は他社に比べて破天荒な人間でも迎え入れる土壌がある。
例文4:新しいシステムがあまりに破天荒な仕様となっていてうまく運用できる自信がない。
例文5:歴代の有名武将の中には破天荒な性格の人が多かったという。

「破天荒」をうまく用いる

「破天荒」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。