「胸を突く」の意味 「胸を衝く」などの例文

「胸を突く」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「胸を突く」の意味や「胸を衝く」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「胸を突く」の読み方

読み方:むねをつく
「胸を突く」「胸を衝く」の「胸」は「むな」ではなく「むね」と読みます。また漢字の「突く」は「衝く」を使っても構いません。

「胸を突く」の意味

意味:強い感情が急に募って激しく心を動かすこと
「胸を突く」「胸を衝く」の「胸」は心の中を意味し、「突く」は激しく心を動かすこと「衝く」は衝撃を与えるということを意味します。ここから、「胸を突く」「胸を衝く」は心が激しく動くことを意味するようになったと言われています。

「胸を突く」の例文

例文1:彼の作品は懐かしい昔を思い出し胸を突いた。
例文2:彼のなにげない一言が胸を突き、今もずっとしこりになっている。
例文3:胸を突くような言葉が私を何年も苦しめている。

「胸を衝く」の例文

例文1:この写真を見ると、胸を衝くような情景が思い浮かぶ。
例文2:彼の胸を衝く言葉は彼の不幸な生い立ちを物語るようだった。
例文3:胸を衝くほどの感情を作品にぶつけられたら、きっと迫力あるものが仕上がるのだろう。

「胸を突く」をうまく用いる

「胸を突く」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。