「虫が知らせる」の意味 「虫の知らせ」などの例文

「虫が知らせる」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「虫が知らせる」の意味と例文や「虫の知らせ」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「虫が知らせる」の読み方

読み方:むしがしらせる
「虫が知らせる」の「虫」は「ちゅう」ではなく「むし」と読みます。「虫が知らせる」は「虫の知らせ」などのバリエーションがあります。「虫が知らせる」は「虫が知らせた」という形で使うことのほうが一般的です。

「虫が知らせる」の意味

意味:なんとなく何か起きそうな予感がすること
「虫が知らせる」の「虫」は道教の「 三尸 ・三虫」を指すと言われています。この「虫」は人間の体内に棲んでいて、意識や感情にさまざまな影響を与えました。また、人が眠っている時に体内から抜け出し、その人の罪悪を天帝に知らせたと言われています。そのため、「虫」をつかう慣用句は比較的悪いことを表すことに多く使われています。

「虫が知らせる」の例文

例文1:虫が知らせたのか、昨日パスワードを変更していたので不正アクセスで被害に遭わずすんだ。
例文2:虫が知らせたのか、祖父に電話をしたのでオレオレ詐欺に引っかからずに済んだ。
例文3:本当は飛行機に乗るはずだったが虫が知らせたのか一便遅らせたため事故に遭わずにすんだ。

「虫の知らせ」の例文

例文1:なんとなく虫の知らせがあったのだろう、10年ぶりに実家に帰ってきたら父が臥せっていた。
例文2:虫の知らせなのか、長く会ってなかった旧友に連絡したら仕事を辞めたという。
例文3:いつもより1本早い電車に乗ったが、いつもの電車は事故で3時間も動かなかったというから虫の知らせだったんだろうと思う。

「虫が知らせる」をうまく用いる

「虫が知らせる」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。