「骨折り損のくたびれ儲け」の意味 「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」「労多くして功少なし」などの例文

「骨折り損のくたびれ儲け」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「骨折り損のくたびれ儲け」の意味や「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」「労多くして功少なし」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「骨折り損のくたびれ儲け」の読み方

読み方:ほねおりぞんのくたびれもうけ

「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」の読み方

読み方:ごんべえがたねまきゃからすがほじくる

「労多くして功少なし」の読み方

読み方:ろうおおくしてこうすくなし
「骨折り損のくたびれ儲け」の「骨」は「こつ」ではなく「ほね」と読みます。また「儲け」は「もうけ」と読みます。「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」の「権兵衛」は「ごんべえ」と読みます。また、「烏」は「う」ではなく、「からす」と読みます。「労多くして功少なし」「労」は「ろう」と読み、「功」は「こう」と読みます。

「骨折り損のくたびれ儲け」「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」「労多くして功少なし」の意味

意味:苦労のわりに成果がないこと
「骨折り損のくたびれ儲け」はこんにゃく屋の権兵衛の話に由来すると言われています。こんにゃく屋の権兵衛はこんにゃくが売れないので、こんにゃくのサイズを大きくして売ったところとてもよく売れるようになりました。ですが、値段をそのままにしていたため、原価でこんにゃくを売っていただけで利益にならず、労力だけがかかったという結果になり、この状態を「骨折り損のくたびれ儲け」というようになったと言われています。「骨折り」と「くたびれ」、「損」と「儲け」という対義を組み合わせることで、苦労のわりに成果がないことをおどけて自嘲したり、軽快に言ったりする表現として使われています。「労多くして功少なし」は『荘子・天道篇』の「今蘄行周於魯、是猶推舟於陸也。勞而無功、身必有殃」の一節が由来だと言われています。これは、周のやり方を魯で行うのは陸で舟を推して進めようとするようなもので、苦労は多いわりには益が少なく必ず問題が生じるであろうという意味になります。「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」で登場する権兵衛は武家の生まれだったのですが、父の死後農家となります。ですが、種を蒔くそばからカラスに食べられてしまうほど農業の才能がなく、近所の農家に「権兵衛が種まきゃ カラスがほじくる」と笑い者にされました。ここから、苦労が多いわりに成果が少ないことを意味するようになったと言われています。

「骨折り損のくたびれ儲け」の例文

例文1:初日の出を見ようと山登りしたが、結局雨が降って何も見れなかった。骨折り損のくたびれ儲けだ。
例文2:せっかくテスト勉強をしたのに風邪をひいて病欠したので、骨折り損のくたびれ儲けだ。

「権兵衛が種まきゃ烏がほじくる」の例文

例文1:息子が欲しがっていたゲームを並んで買ってきたのに、権兵衛が種まきゃ烏がほじくるで、もう友達のところで遊んでクリアしてしまったそうだ。
例文2:動画をアップするため編集したのに、データそのものを消してしまうなんて、権兵衛が種まきゃ烏がほじくるだ。

「労多くして功少なし」の例文

例文1:雨が降ったから息子を迎えに行ったのに、息子は隣の人に車に乗せてもらって帰ったなんて、労多くして功少なしだ。
例文2:母のスマホの設定をしてあげたのに、結局使わないだなんて、労多くして功少なしだ。

「骨折り損のくたびれ儲け」をうまく用いる

「骨折り損のくたびれ儲け」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。