「一筋縄ではいかない」の意味と例文

「一筋縄ではいかない」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「一筋縄ではいかない」の意味と例文を紹介していきます。

「一筋縄ではいかない」の読み方

読み方:ひとすじなわではいかない
「一筋縄ではいかない」の「一筋縄」は「ひとすじじょう」ではなく「ひとすじなわ」と読みます。また「始終」は「ししゅう」ではなく「しじゅう」と読みます。「一筋縄ではいかない」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「煮ても焼いても食えない」などがあります。

「一筋縄ではいかない」の意味

意味:決まったとおりの普通のやり方では思い通りにならないさま
「一筋縄ではいかない」の「一筋縄」は1本の縄のことで、江戸時代では一般的な方法や普通の方法という意味がありました。「いかない」は出来ないという意味で、ここから「一筋縄ではいかない」は決まったとおりの普通のやり方では思い通りにならないさまを表すようになったと言われています。

「一筋縄ではいかない」の例文

例文1:この問題は複雑なので一筋縄ではいかない。
例文2:彼は気難し屋なので一筋縄ではいかない性格だ。
例文3:敵も賢いので一筋縄ではいかないことは覚悟している。
例文4:一筋縄ではいかない時こそ頭を使え。
例文5:一筋縄ではいかないからこそ色々と工夫してみよう。

「一筋縄ではいかない」をうまく用いる

「一筋縄ではいかない」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。