「破竹の勢い」の意味と例文

「破竹の勢い」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「破竹の勢い」の意味と例文を紹介していきます。

「破竹の勢い」の読み方

読み方:はちくのいきおい
「破竹の勢い」の「破竹」は「やぶたけ」ではなく「はちく」と読みます。「破竹の勢い」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「破竹の勢い」の意味

意味:勢いが激しく止めることができないほど盛んなこと
「破竹の勢い」は「三国志」の杜預について書かれた「杜預伝」の一節「譬如破竹(譬ばを竹を割るが如し)」に由来していると言われています。「破竹」の「竹」は植物の竹を意味し、節が多い竹は割ろうとしてもなかなか割れないものの、いったん刃物で切り目を付ければそこから一直線に綺麗に割れる性質を持ちます。そして、杜預は呉への進軍を前に一旦兵を退くべきだという周りの進言に対して、この竹が割れる勢いを軍の勢いにたとえ、勢いづいている今こそ兵を進めるべきだと述べ、最終的に勝利することができたと言われています。

「破竹の勢い」の例文

例文1:彼の人気はまさに破竹の勢いで、連日テレビでもひっぱりだこだ。
例文2:家の近くのレストランはテレビで紹介されるなり、破竹の勢いで人気を博しているらしい。
例文3:私の野球チームは破竹の勢いで勝ち進み、あっという間に決勝対決となった。
例文4:株価がこのような破竹の勢いなら、あと数日で年初来発高値になるかもしれない。
例文5:きっと彼ならこの世界でも破竹の勢いでのぼっていくだろう。

「破竹の勢い」をうまく用いる

「破竹の勢い」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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