「取らぬ狸の皮算用」の意味と例文

「取らぬ狸の皮算用」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「取らぬ狸の皮算用」や「捕らぬ狸の皮算用」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「取らぬ狸の皮算用」の読み方

読み方:とらぬたぬきのかわざんよう
「取らぬ狸の皮算用」の「とらぬ」は「取らぬ」でも「捕らぬ」でも構いません。また「狸」は「り」ではなく「たぬき」と読みます。「皮算用」は「かわざんよう」と読みます。「取らぬ狸の皮算用」は「捕らぬ狸の皮算用」などのバリエーションがあります。

「取らぬ狸の皮算用」の意味

意味:不確かなものに期待をして、手に入れたあとの計画を立てて当てにすること
「取らぬ狸の皮算用」の「算用」は、勘定のことで金銭など数や量を計算する意味を表すので、「取らぬ狸の皮算用」は、まだ捕っていないうちに狸が手に入ると決めつけ、狸の皮がどれくらい取れてその皮がいくらで売れるかという儲けの計算をすることを意味するようになったと言われています。

「取らぬ狸の皮算用」の例文

例文1:このバイトを増やしたら欲しいパソコンが買えるって、まだバイトも決まっていないのに取らぬ狸の皮算用だよ。
例文2:取らぬ狸の皮算用をしていても、ダメになった時のショックは大きいから、あまり期待せず平常心でいようと思う。
例文3:取らぬ狸の皮算用で給付金をもらうことを考えていたが、採択されず1円ももらえなかった。

「捕らぬ狸の皮算用」の例文

例文1:懸賞が当たったら旅行に行けると期待して休みを取ったが、捕らぬ狸の皮算用で懸賞に当たらなかった。
例文2:あの子と付き合ったらここに来ようなど勝手に思っていたが、捕らぬ狸の皮算用で彼女は別の男性と付き合うことになった。
例文3:父にお願いしたらお金を貸してくれると思って家を購入したが、捕らぬ狸の皮算用で父もそんなお金は持っていなかった。

「取らぬ狸の皮算用」をうまく用いる

「取らぬ狸の皮算用」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました