「千変万化」の意味と例文

「千変万化」は日常でたまに耳にする四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「千変万化」の意味と例文を紹介していきます。

「千変万化」の読み方

読み方:せんぺんばんか
「千変万化」の「千変」は「せんへん」ではなく「せんぺん」と読みます。また「万化」は「まんか」ではなく「ばんか」と読みます。「千変万化」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「変幻自在」などがあります。

「千変万化」の意味

意味:状況が様々に変化すること
「千変万化」は中国の古典『列子』の「周穆王」の逸話が由来だと言われています。木の人形を作る偃師は名工で、人間そっくりの人形を作って穆王を喜ばせたのですが、その時に王の望み通り人形を目まぐるしく動かす細工をし、「千変万化」と表現しました。そこから、状況が様々に変化することを「千変万化」というようになったと言われています。

「千変万化」の例文

例文1:電車の旅は車窓から見える千変万化の景色がなによりもごちそうだ。
例文2:千変万化する山の景色に思わず魅了され、山登りが趣味になった。
例文3:千変万化の風景の移り代わりに季節の訪れを感じる。
例文4:万華鏡の中は千変万化の世界が繰り広げられている。
例文5:千変万化に輝くイルミネーションの美しさに感動した。

「千変万化」をうまく用いる

「千変万化」は日常でたまに耳にする四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。