「棚に上げる」の意味 「棚に上げて」などの例文

「棚に上げる」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「棚に上げる」の意味や「棚に上げて」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「棚に上げる」の読み方

読み方:たなにあげる
「棚に上げる」の「棚」は「たな」と読みます。また「上げる」は「上がる」にすることはできません。「棚に上げる」は「棚に上げて」などのバリエーションがあります。類語は「棚上げにする」などがあります。

「棚に上げる」の意味

意味:都合の悪いことは触れずそのままにしておくこと
「棚に上げる」は、商品を棚に上げて保管することに由来すると言われています。モノを売る商売の場合、市場の需要と供給に合わせて店頭に出す商品量を調整するのですが、そうするときに商品を棚に上げて保管します。そうすることで目にすることがなくなり、ここから「棚に上げる」は都合の悪いことを隠すこと、不都合なことを触れずにおくことを例えるようになったと言われています。

「棚に上げる」の例文

例文1:彼は自分の過去のミスを棚に上げるようなタイプではない。
例文2:部下のミスはとことん追求するのに、自分のことを棚に上げる上司をみんな信用できない。
例文3:家族のことをいつも棚に上げるうちに、彼は奥さんに離婚された。

「棚に上げて」の例文

例文1:自分のことは棚に上げて人のことは言えない。
例文2:このことはひとまず棚に上げて、次の議題に移ろう。
例文3:わからないことはひとまず棚に上げて、先にわかるところから解くのがコツだ。

「棚に上げる」をうまく用いる

「棚に上げる」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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