「竹馬の友」の意味と例文

「竹馬の友」は日常ではあまり使われなくなった古事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「竹馬の友」の意味と例文を紹介していきます。

「竹馬の友」の読み方

読み方:ちくばのとも
「竹馬の友」の「竹馬」は「たけうま」ではなく「ちくば」と読みます。また、「友」は「ゆう」ではなく「とも」と読みます。「竹馬の友」はこの形で古事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「竹馬の友」の意味

意味:幼なじみのこと
「竹馬の友」は一緒に竹馬に乗って遊んだ幼馴染みという意味がありますが、中国東晋時代の桓温の発言が由来になっていると言われています。桓温には殷浩という幼馴染みがいましたが、殷浩が戦争で失敗した際、桓温がかつて乗り捨てた竹馬に乗って遊んでいたと両者の間に明確な上下関係があったことを示したといいます。「竹馬の友」はこのようにもともとはライバル関係や上下関係を表す意味がありましたが、その言葉が広く伝わり、幼馴染みという意味になったと言われています。中国の竹馬は日本の竹馬とは違って、竹棒の先に馬のたてがみをつけて馬に見立てまたがり遊ぶものです。

「竹馬の友」の例文

例文1:彼とは竹馬の友で子供の頃一緒に遊んだ思い出がたくさんある。
例文2:彼とは幼い頃から一緒に成長してきたので、竹馬の友と言えるだろう。
例文3:私は転校も多かったので、竹馬の友と言える相手はいない。
例文4:彼とは竹馬の友と思っていたが、こんな裏切り方をされるなんて思いもしなかった。
例文5:彼とは竹馬の友なので、きっと今回の企画の依頼も喜んで快諾してくれるはずだ。

「竹馬の友」をうまく用いる

「竹馬の友」は日常であまり使われなくなった古事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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