「船頭多くして船山に上る」の意味 「船頭多くして船山に登る」などの例文

「船頭多くして船山に上る」は日常ではあまり聞くことのないことわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「船頭多くして船山に上る」の意味や「船頭多くして船山に登る」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「船頭多くして船山に上る」「船頭多くして船山に登る」の読み方

読み方:せんどうおおくしてふねやまにのぼる
「船頭多くして船山に上る」の「船頭」は「せんとう」ではなく「せんどう」と読みます。また「船山に上る」の「船」は「せん」ではなく「ふね」と読みます。また、「舟」ではなく「船」の漢字を使います。「上る」は「登る」の漢字を使っても構いません。

「船頭多くして船山に上る」「船頭多くして船山に登る」の意味

意味:指図する人が多すぎて目指すところと違うところに進んでしまうこと
「船頭多くして船山に上る」「船頭多くして船山に登る」は昔の船頭に由来していると言われています。船頭は船長のことですが、一艘の船に何人も船頭がいたら船は方向を失って山に上ってしまうというところから、指図する人ばかりが増えて物事が見当違いな方向に進んだり、スムーズに進まなかったりすることを言うようになったと言われています。

「船頭多くして船山に上る」の例文

例文1:このチームは優秀な人ばかり揃っているので、船頭多くして船山に上るにならないようにしっかり役割分担をしないとと思う。
例文2:いまの会社はヘッドハンティングされた人ばかりで、船頭多くして船山に上るで、それぞれ主張が強すぎてなかなか意見がまとまらない。
例文3:船頭多くして船山に上るとならないように、まずはリーダーを決めたいと思う。

「船頭多くして船山に登る」の例文

例文1:みんな口々に言いたいことを言って、船頭多くして船山に登るで下に付く者は誰の意見を重視していいのかわからない状況だ。
例文2:船頭多くして船山に登るとならないように、きちんと指令系統を決めておく必要がある。
例文3:就職したベンチャー企業は船頭多くして船山に登るで、先輩の言うことがそれぞれ違っていてどれに従えばいいのかわからない。

「船頭多くして船山に上る」をうまく用いる

「船頭多くして船山に上る」は日常はあまり聞くことのないことわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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