「色を失う」の意味 「色を失った」などの例文

「色を失う」は日常でもあまり聞くことのない慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「色を失う」の意味や「色を失った」などのバリエーションでの例文を紹介していきます。

「色を失う」の読み方

読み方:いろをうしなう
「色を失う」の「色」は「しょく」ではなく「いろ」と読みます。「色を失う」は「色を失った」などのバリエーションがありますが、この形で慣用句になっているため、大きく変わることはありません。「色を失う」は顔色が蒼ざめることですが、関連語として怒りで顔を赤くして激昂することで「色をなす」、顔色に出ることで「色に出る」などがあります。

「色を失う」の意味

意味:意外な事態になってどうしてよいかわからなくなるということ
「色を失う」の由来は、驚いたり恐れたりした時に顔色が青くなることから、血色がなくなった状況を「色を失う」というようになったようです。「色」は人の顔の色を意味します。

「色を失う」の例文

例文1:彼女がこんなゴキブリの大群を見たら絶対に色を失うよ。
例文2:兄の訃報を聞いたら両親は色を失うのでずっと内緒にしていた。
例文3:子供がけがをしたと聞けば母親は色を失うから、たいしたことのない場合はすぐに連絡しないようにしています。

「色を失った」の例文

例文1:高価なお皿だと知っていたのに、不注意で割ってしまって思わず色を失った。
例文2:この証拠を見せたとたん彼は色を失ったので犯人なんだとピンときた。
例文3:扉を開けたら子供が家じゅう小麦粉だらけにしているのを見て色を失った。

「色を失う」をうまく用いる

「色を失う」は日常であまり聞くことのない慣用句です。使えると語彙力がアップするので、論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。