「苦肉の策」の意味と例文

「苦肉の策」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「苦肉の策」の意味と例文を紹介していきます。

「苦肉の策」の読み方

読み方:くにくのさく
「苦肉の策」の「苦肉」は「くるしいにく」ではなく「くにく」と読みます。また「策」は「さく」と読みます。「苦肉の策」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「苦肉の策」の意味

意味:どうしようもなくなって苦し紛れに考え出した作戦や方法
苦肉の策の「苦肉」は敵をあざむくために自分の身や肉を痛めつけたり、または味方を苦しめたりすることを意味し、「策」は方法を意味するので、「苦肉の策」で苦し紛れに考え出した手段、切羽詰った状態から逃れるためにとる手段のことを意味するようになったと言われています。

「苦肉の策」の例文

例文1:苦肉の策だけれど、相手に謝罪メールを送って誠意を見せるしか他にないだろう。
例文2:こうなったら割引してでも利益を出せるよう苦肉の策を講ずるしかないな。
例文3:部長が病気になったので、苦肉の策で新人のA君に行ってもらうことにした。
例文4:苦肉の策で出した提案だっただけに、採用には至らなかった。
例文5:苦肉の策でも講じないよりかはましだろう。

「苦肉の策」をうまく用いる

「苦肉の策」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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