「禍福はあざなえる縄のごとし」の意味 「吉凶はあざなえる縄のごとし」などの例文

「禍福はあざなえる縄のごとし」は日常でもたまに耳にする故事成語です。それでは、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「禍福はあざなえる縄のごとし」の意味や「吉凶はあざなえる縄のごとし」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「禍福はあざなえる縄のごとし」の読み方

読み方:かふくはあざなえるなわのごとし

「吉凶はあざえる縄のごとし」の読み方

読み方:きっきょうはあざなえるなわのごとし
「禍福はあざなえる縄のごとし」の「禍福」は「かふく」と読みます。また「縄」は「なわ」と読みます。「あざなえる」は漢字で「糾える」、「ごとし」は漢字で「如し」と書いてもかまいません。「禍福はあざなえる縄のごとし」は「吉凶はあざなえる縄のごとし」などのバリエーションがあります。類語は「人間万事塞翁が馬」などがあります。

「禍福はあざなえる縄のごとし」「吉凶はあざえる縄のごとし」の意味

意味:人生の幸不幸は予測できないということ
「禍福はあざなえる縄のごとし」「吉凶はあざなえる縄のごとし」の「禍福」「吉凶」は「不幸と幸福」「不運と幸運」の意味で、「あざなえる縄」は縄をより合わせるという意味なので、ここでは人生のありようを表しています。「ごとし」とは、「~のようだ」という比喩の表現です。ここから、「禍福はあざなえる縄のごとし」「吉凶はあざなえる縄のごとし」は「人生はより合わさった縄のようで、幸福と不幸は変転するという意味になったと言われています。「禍福はあざなえる縄のごとし」は『史記』「南越伝」に由来すると言われています。司馬遷が戦いで失敗を成功に変えた武将をたたえて「因禍爲福 成敗之轉 譬若糾纆」と述べました。これは「不幸も幸福に転じるように、成功するときもあれば失敗する時もある。禍福はあざなえる炭縄の纆のようだ」という意味です。ここから「禍福はあざなえる縄のごとし」は人生の幸不幸は予測できないという意味になったと言われています。

「禍福はあざなえる縄のごとし」の例文

例文1:彼はいい大学に入って順風満帆だと思ったのに、今は就職もせずニートらしい。禍福はあざなえる縄のごとしだな。
例文2:お金持ちで優しそうな男性と結婚した彼女はさぞかし幸せなのだろうと思ったら、禍福はあざなえる縄のごとしでその彼とはもう離婚したらしい。
例文3:栄養失調が祟って車椅子生活を余儀なくされた彼は、おかげで戦時中に徴兵されなくて済んだと言うのだから、禍福はあざなえる縄のごとしだね。

「吉凶はあざなえる縄のごとし」の例文

例文1:吉凶はあざなえる縄のごとしで今うまく行っててもそれが未来永劫続くとは限らないよ。
例文2:吉凶はあざなえる縄のごとしというからうまくいっても驕らないようにしようと私は思っている。
例文3:志望大学に不合格だったけれど、吉凶はあざなえる縄のごとしで仕方なく行った大学で素敵な先生に出会い、大学院にまで進むことになった。

「禍福はあざなえる縄のごとし」をうまく用いる

「禍福はあざなえる縄のごとし」は日常でたまに耳にする故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。