「鎌を掛ける」の意味 「鎌を掛けた」「鎌を掛けられる」「鎌を掛けられた」などの例文

「鎌を掛ける」は日常でもよく使われる慣用句です。それでは、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「鎌を掛ける」の意味や「鎌を掛けた」「鎌を掛けられる」「鎌を掛けられた」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「鎌を掛ける」の読み方

読み方:かまをかける
「鎌を掛ける」の「鎌」は「かま」と読みます。「鎌を掛ける」は「鎌を掛けた」「鎌を掛けられる」「鎌を掛けられた」などのバリエーションがあります。類語は「水を向ける」などがあります。

「鎌を掛ける」の意味

意味:巧みに話をふって相手から知りたいことを聞き出そうとすること
「鎌を掛ける」の由来は2つの説があると言われています。ひとつは農具の鎌が由来だという説です。鎌は刃の部分に作物を引っ掛け自分側に引き寄せて使う農具です。その動作から、「鎌を掛ける」は自分の期待する答えを相手に誘導するという意味になったと言われています。もうひとつは火打ち鎌が由来だという説です。火打ち鎌は火を起こす時に用いられる道具で、当時は石と金属をこすり合わせて火を起こしていました。その金属として使われていたのが火打ち鎌で、火を起こす動作から、「鎌を掛ける」という慣用句が相手から話を引き出すという意味になったと言われています。

「鎌を掛ける」の例文

例文1:夫が仕事に行っている形跡がないので、鎌を掛けると先月辞めたと白状された。
例文2:最近付き合いが悪くなった友人に鎌を掛けると、やっぱり恋人ができていたらしい。

「鎌を掛けた」の例文

例文1:息子の電話口の話し方が気になって、鎌を掛けたらオレオレ詐欺だった。
例文2:彼の行動が気になったので鎌を掛けたら浮気相手がいることを白状した。

「鎌を掛けられる」の例文

例文1:彼に鎌を掛けられて秘密にしてと言われていたのについつい全部話してしまった。
例文2:彼に鎌を掛けられてクイズのヒントをずいぶん出してしまった。

「鎌を掛けられた」の例文

例文1:心配そうな顔をして近づいてきたので、てっきり事情を知っているものと話したら鎌を掛けられただけだった。
例文2:秘密にしてろっていったのに、全部しゃべってしまったなんて鎌を掛けられたのか。

「鎌を掛ける」をうまく用いる

「鎌を掛ける」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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