「一寸の虫も五分の魂」の意味「一寸の虫にも五分の魂」などの例文

「一寸の虫も五分の魂」はたまに聞く程度のことわざです。それでは、具体的にどのように使えばいいでしょうか。ここでは「一寸の虫も五分の魂」の意味や「一寸の虫にも五分の魂」などのバリエーションでの例文を紹介していきます。

「一寸の虫も五分の魂」の読み方

読み方:いっすんのむしもごぶのたましい

「一寸の虫にも五分の魂」の読み方

読み方:いっすんのむしにもごぶのたましい
「一寸の虫も五分の魂」「一寸の虫にも五分の魂」の「一寸」は「いちすん」ではなく「いっすん」と読みます。また「五分」は「ごふん」ではなく「ごぶ」と読みます。「一寸の虫も五分の魂」はこの形でことわざになっていますが、バリエーションとしては「一寸の虫にも五分の魂」があります。

「一寸の虫も五分の魂」の意味

意味:どんなに小さな弱い者でも、それ相応の意地や根性があるので侮ってはいけないという教え
「一寸の虫も五分の魂」は体長が約三センチの一寸に満たない虫でさえ、その半分にあたる五分の魂があるという事が由来になっています。この場合の「五分」は五分間という時間のことではなく、一寸の半分の長さのことをいい、「魂」は霊魂ではなく、命の存在や心の精神のことを表します。そこから、小さな弱い者でもそれ相応の意地や根性があるので、見下したり無意味な殺生をしたりしてはいけないという戒めの言葉になったといわれています。この言葉は自分の意地を示すときにも使われ、たとえ非力であっても誇りを忘れず、強者に対しても必要な場面では尻込みせずに立ち向かうべきだという励ましの意味にも使われています。

「一寸の虫も五分の魂」の例文

例文1:一寸の虫も五分の魂というように、弱いと侮っていたらいつか寝首をかかれるよ。
例文2:新入社員だからと言って侮るな、一寸の虫も五分の魂でいつか偉くなったら仕返しされるかもよ。
例文3:一寸の虫も五分の魂で小さな声でもたくさん集まれば、政権だっていつまでも安泰ではいられないよ。

「一寸の虫にも五分の魂」の例文

例文1:一寸の虫にも五分の魂っていうように、弱いなら弱者の意地を見せてやれ。
例文2:小さな子も一寸の虫にも五分の魂というように、意外と馬鹿にされたことは覚えているものだ。
例文3:一寸の虫にも五分の魂というから無駄な殺生はやめるべきだ。

「一寸の虫も五分の魂」をうまく用いる

「一寸の虫も五分の魂」は日常でたまに耳にする程度のことわざです。論文・小論文でも知っておくと語彙力がアップすることわざなので、正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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