「一寸先は闇」の意味と例文

「一寸先は闇」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「一寸先は闇」の意味と例文を紹介していきます。

「一寸先は闇」の読み方

読み方:いっすんさきはやみ
「一寸先は闇」の「一寸」は「いちすん」ではなく「いっすん」と読みます。また「先」は「せん」ではなく「さき」と読みます。「一寸先は闇」はこの形でことわざになっているため、その他のバリエーションはありません。

「一寸先は闇」の意味

意味:これから先どうなるのかは全く予測できないこと
「一寸先は闇」は昔の電気もない夜道をたとえて言ったものだと言われています。昔は夜道といえば真っ暗で約センチ先(一寸)でさえも何が起きているのか全く見えないというところから、予測できない、見通せないなどの意味になったといわれています。「闇」は予測不可能という意味で使われていますが、「一寸先は闇」は世の中の無常を表す意味もあり、江戸時代の詩にはこの言葉が使われているものが多く見られます。

「一寸先は闇」の例文

例文1:一寸先は闇だから、いつもスキルアップをして時代についていけるようにしておかなくてはならない。
例文2:今株で儲かっていても、この世界は一寸先は闇、大暴落の危険も背中合わせだ。
例文3:勝負事は一寸先は闇、今日の勝者が明日の敗者になることはよくあることだ。
例文4:一寸先は闇だからどんな災害でも困らないよう保険に入っておく必要がある。
例文5:転職しようとした矢先に転職先の会社が倒産したと聞いて、まさに一寸先は闇だなと思った。

「一寸先は闇」をうまく用いる

「一寸先は闇」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく使えると語彙力がアップできるのできちんと使えるようにしておきましょう。