「青菜に塩」の意味

慣用句の「青菜に塩」はわかりやすい言葉ではありますが、具体的には文中でどのように使えばいいのでしょうか。ここでは「青菜に塩」の意味や例文を紹介していきます。

「青菜に塩」の読み方

読み方:あおなにしお
「青菜に塩」の「青菜」は「せいさい」ではなく「あおな」と読みます。また。「塩」は「えん」ではなく「しお」と読みます。「青菜」とは青菜とは、緑色の濃い葉野菜のことで、小松菜、ほうれん草、チンゲン菜、空心菜、タアサイ、春菊など、さまざま種類があります。

「青菜に塩」の意味

意味:元気をなくして落ち込んでしょんぼりとすること。
「青菜に塩」は青々とした青菜に塩をかけるとしなっとしてしまうところから来た言葉で、もともと元気な人や心が躍る状態のところから、何かがあって元気がなくなる、落ち込むことを言います。そのため、もともと病気だった人や元気のない人、落ち込んでいる状態の時には使えません。

「青菜に塩」の例文

例文1:息子ははしゃいでけがをしたので、今はすっかり青菜に塩だ。
例文2:日曜だと勘違いして喜んでいた息子は、月曜日だと気づいて急に青菜に塩のありさまになった。
例文3:娘は楽しみにしていたのに、卒業旅行の旅先で友人とケンカしたようで、帰ってきたらすっかり青菜に塩だった。
例文4:家族で遊びに行く予定でワクワクしていたが、当日弟が熱を出して中止になってしまい、弟はすっかり青菜に塩だ。
例文5:せっかく恋人ができたと喜んでいたのに、どうやら相手は他に好きな人がいたらしく、娘はすっかり青菜に塩だ。

「青菜に塩」をうまく用いる

「青菜に塩」は様子を表す慣用句です。正しく使って論文・小論文でも豊かな文章が書けるようにしていきましょう。