「そうき」は「早期」「想起」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文ではそれぞれの漢字とともに覚えておきましょう。ここでは「早期」「想起」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「早期」と「想起」の違い
早期(そうき)
意味:時期が早いこと。
「早期」は早いうち、はじめのうちという意味もあります。
想起(そうき)
意味:思い出すこと。
「想起」は前にあった事をあとになって思い起こすことを言います。
あの頃のことをそうきするは想起が正しい
「あの頃のことをそうきする」はあの頃のことを思い出すことなので、ここでは「想起」が正解です。
「早期」の例文
例文1:癌を患ったが早期発見できたのですぐ治せた。
「そうき発見」は早いうちに発見したことなので、ここでは「早期」を使います。
例文2:息子まだ2歳だが、早期教育で英語を勉強させている。
「そうき教育」は早いうちに教育することなので、ここでは「早期」を使います。
「想起」の例文
例文1:いつもこの曲を聴くと高校時代のことを想起させる。
「高校時代のことをそうきさせる」は高校時代のことを思い出させるということなので、ここでは「想起」を使います。
例文2:津波と聞くと東日本大震災のことが想起される。
「東日本大震災のことがそうきされる」は東日本大震災のことを思い出されるということなので、ここでは「想起」を使います。
論文・小論文で「早期」と「想起」を使い分ける視点
「そうき」は「早期」「想起」がありますが、論文・小論文ではそれぞれの使い方をしっかり把握しましょう。「早期」は早いうち、「想起」は思い出すと覚えておきましょう。