急せんぽう 「先方」「先鋒」「戦法」正しい漢字はどれ?

「せんぽう」は「先方」「先鋒」「戦法」がありますが、意味には違いがあります。論文・小論文では意味を理解して語彙を増やしておきましょう。ここでは「先方」「先鋒」「戦法」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「先方」「先鋒」「戦法」の違い

先方(せんぽう)
意味:相手の人。相手方。
先鋒(せんぽう)
意味:戦闘時に部隊の先頭に立って進むもの。
「先鋒」はその他に運動や主張などの先頭に立つものを表したり、剣道・柔道などの団体戦で最初に戦う人を表わしたりもします。
戦法(せんぽう)
意味:戦闘の仕方。競技・試合などの戦い方。

急せんぽうは先鋒が正しい

「急せんぽう」は運動や主張の先頭に立つものをいうので、ここでは「先鋒」が正解です。

「先方」の例文

例文1:先方は今日中にお返事をいただきたいということでした。

「せんぽうは返事をいただきたい」は相手の人は返事をいただきたいということなので、ここでは「先方」を使います。

例文2:打ち合わせの日程変更については、すでに先方に許可をいただいています。

「せんぽうに許可をいただく」は相手に許可をいただくということなので、ここでは「先方」を使います。

「先鋒」の例文

例文1:先鋒隊が第一地点まで行くのを待って一斉攻撃をする。

「せんぽう隊」は戦闘時に部隊の先頭に立って進む隊のことなので、ここでは「先鋒」を使います。

例文2:彼は政界では革新派の先鋒となり、何かと矢面に立たされている。

「革新派のせんぽう」は運動や主張などの先頭に立つもののことなので、ここでは「先鋒」を使います。

「戦法」の例文

例文1:相手が油断している時を見計らって奇襲戦法を行う。

「奇襲せんぽう」は奇襲するという戦闘の仕方のことなので、ここでは「戦法」を使います。

例文2:まったく歯が立たない相手なので、もう捨て身の戦法に出るしかない。

「捨て身のせんぽう」は捨て身という戦闘の仕方のことなので、ここでは「戦法」を使います。

論文・小論文で「先方」「先鋒」「戦法」を使い分ける視点

「せんぽう」は「先方」「先鋒」「戦法」がありますが、それぞれの意味は異なります。「先方」は相手の人、「先鋒」は先頭に立って進む人、「戦法」は戦闘の方法と覚えておきましょう。論文・小論文ではきちんと理解して使えるようにしておきましょう。

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