「そうぎょう」は「創業」「操業」がありますが、それぞれの意味は異なります。論文・小論文ではきちんと理解して使えるようにしておきましょう。ここでは「創業」「操業」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「創業」と「操業」の違い
創業(そうぎょう)
意味:事業を始めること。
「創業」はその他に事業の基礎を築き始めるという意味もあります。対義語は「廃業」となります。
操業(そうぎょう)
意味:機械を動かし作業をすること。
自転車そうぎょうは操業が正しい
「自転車そうぎょう」は操業を止めてしまえば倒産する慢性的な赤字企業が他人の資本を次々に動かし作業をすることをいうので、ここでは「操業」が正解です。
「創業」の例文
例文1:家の近くに創業100年になる老舗和菓子屋がある。
「そうぎょう100年」は事業を始めて100年ということなので、ここでは「創業」を使います。
例文2:この会社の創業者は今は亡き祖父です。
「そうぎょう者」は事業の基盤を築き始めた人ということなので、ここでは「創業」を使います。
「操業」の例文
例文1:輸入が滞って今する仕事がないため操業を短縮せざる得ない。
「そうぎょうを短縮」は労働時間を短くしたり機械の一部を休ませたりして生産を制限するという意味で使われるので、ここでは「操業」を使います。
例文2:今月からは一日6時間だけ操業することになった。
「6時間だけそうぎょうする」は6時間だけ機械を動かし作業をすることなので、ここでは「操業」を使います。
論文・小論文で 「創業」と「操業」を使い分ける視点
「そうぎょう」は「創業」「操業」がありますが、それぞれの意味は異なります。「創業」は事業を始めること、「操業」は機械を動かし作業をすることです。論文・小論文では意味と漢字をセットにして覚えておきましょう。