推測のいきを出ない 「域」「粋」正しい漢字はどっち?

「いき」は「域」「粋」がありますが、使えるシーンはそれぞれ違います。論文・小論文では違いを理解して使えるようにしておきましょう。ここでは、「域」「粋」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「域」と「粋」の違い

域(いき)
意味:段階。範囲。境地。
「域」は物事の程度の一定の段階や範囲・境地のことを言います。
粋(いき)
意味:あかぬけていて色気があること。
「粋」は気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけていて色気があることやそのさまを言います。また、人情の機微についてよく理解していることやそのさまを指すこともあります。対義語は「野暮」になります。

推測のいきを出ないは域が正しい

「推測のいきを出ない」は推測の段階を出ないということで、ここでは「域」が正解です。

「域」の例文

例文1:彼のその分野の詳しさはプロの域に達するほどだ。

「プロのいき」はプロの段階ということで、ここでは「域」を使います。

例文2:彼の英語力はネイティブの域に達している。

「ネイティブのいき」はネイティブの段階ということで、ここでは「域」を使います。

「粋」の例文

例文1:彼女の着物はとても粋な柄で大人っぽく見える。

「いきな柄」はあかぬけていて色気がある柄のことなので、ここでは「粋」を使います。

例文2:女将さんの粋な計らいでスイートルームがとれた。

「いきな計らい」は人情の機微についてよく理解している計らいのことなので、ここでは「粋」を使います。

論文・小論文で「域」と「粋」使い分ける視点

「いき」は「域」と「粋」がありますが、それぞれの意味は違います。論文・小論文では「域」は範囲、「粋」はあかぬけていると覚えておきましょう。

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