決定に関わる言葉「そっけつ」は「速決」「即決」の2つがあります。似たような意味ですが細かくは違いがあるので、それぞれの違いに気を付けて論文・小論文でも使えるようにしていきましょう。ここでは「速決」「即決」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。
「速決」と「即決」の違い
速決(そっけつ)
意味:速やかに決める。
即決(そっけつ)
意味:その場で決める。
オークションのそっけつ価格は即決が正しい
「オークションのそっけつ価格」はオークションのその場で決める価格なので、ここでは「即決」が正解です。
「速決」の例文
例文1:この件は様々なところに影響を及ぼす可能性があるので、速決は避けた方がいい。
「そっけつは避けた方がいい」は速やかに決めるのは避けた方がいいということなので、ここでは「速決」を使います。
例文2:採用は速決しますので、月曜日にはご連絡できると思います。
「採用は速決する」は採用は速やかに決めるということなので、ここでは「速決」を使います。
「即決」の例文
例文1:残り1つしかなく、今買わないと売り切れそうだったので即決で購入した。
「そっけつで購入」はその場で購入を決めるということなので、ここでは「即決」を使います。
例文2:彼は即断即決なので私が深く考えている余地はない。
「即断そっけつ」はすぐ決断してその場で決めるということなので、ここでは「即決」を使います。
論文・小論文で「速決」と「即決」を使い分ける視点
決定を意味する「そっけつ」は「速決」「即決」がありますが、それぞれの意味は似ていながらも違いがあります。「速決」は速やかに決めること、「即決」はその場で決めることです。論文・小論文では漢字の意味に注目して覚えると覚えやすくなりますよ。