事実にふごうする 「符号」「符合」正しい漢字はどっち?

「ふごう」は「符号」「符合」の2つの漢字がありますが、それぞれの意味は違います。論文・小論文では正しく使えるようしていきましょう。ここでは、「符号」「符合」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「符号」と「符合」の違い

符号(ふごう)
意味:しるし・記号のこと。
「符号」は、文章中の文字・数字以外の記号・しるしを意味します。例えば、句読点や括弧などです。また、数学におけるプラスとマイナスの記号も意味します。
符合(ふごう)
意味:一致すること。
「符合」は、ぴったりと合うという意味で使われます。

事実にふごうするは符合が正しい

「事実にふごうする」は事実に一致することなので、ここでは「符合」が正解です。

「符号」の例文

例文1:感嘆符も補助符号のひとつです。

「補助ふごう」は文章中に補助的に使う記号・しるしのことなので、ここでは「符号」を使います。

例文2:「等々」などはくりかえし符号と呼ばれています。

「くりかえしふごう」は文章中でくりかえす時に使う記号・しるしのことなので、ここでは「符号」を使います。

「符合」の例文

例文1: 指紋が符合したので、犯人特定が一気に進んだ。

「指紋がふごうする」は指紋がぴったりと一致することなので、ここでは「符合」を使います。

例文2:話が事実と符合したところを見ると、彼は嘘をついているとは思えない。

「話が事実とふごうする」は話が事実とぴったりと一致することなので、ここでは「符合」を使います。

論文・小論文で「符号」と「符合」を使い分ける視点

「ふごう」という漢字ですが、「符号」は文中の記号やしるし、「符合」は一致すると、意味が全く違う言葉です。論文・小論文では間違えると意味が通じなくなる恐れのある漢字として、よく覚えておくようにしましょう。

You cannot copy content of this page

タイトルとURLをコピーしました