「太鼓判を捺す」の意味 「太鼓判を押して」「太鼓判を押せない」などの例文

「太鼓判を捺す」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「太鼓判を捺す」の意味や「太鼓判を押して」「太鼓判を押せない」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「太鼓判を捺す」の読み方

読み方:たいこばんをおす
「太鼓判を捺す」の「太鼓判」は「たいこばん」と読みます。また「捺す」は「おす」と読みます。「捺す」は常用外漢字なので、「押す」を書いても構いません。「太鼓判を捺す」は「太鼓判を押して」などのバリエーションがあります。対義語は「太鼓判を押せない」です。

「太鼓判を捺す」の意味

意味:間違いないと自信を持って保証すること
「太鼓判を捺す」は「太鼓判」は江戸時代以前に甲州で作られた一分金の判子を指し、丸形で周りに小さな丸印が装飾され、それが大きくて太鼓の皮留めに似ていることから太鼓判と呼ばれていました。「捺す」は捺印するという意味になります。ここから、「太鼓判を捺す」は印判の大きい判子を押すということで、転じて絶対に確実だと保証することを意味すると言われています。

「太鼓判を捺す」の例文

例文1:君の才能は僕が太鼓判を捺すよ。
例文2:このコーヒーは他のどれよりもおいしいと太鼓判を捺すよ。

「太鼓判を押して」の例文

例文1:先生から大学推薦の太鼓判を押してもらったので安心だ。
例文2:店員から太鼓判を押してもらった家電から選ぶことにした。

「太鼓判を押せない」の例文

例文1:こんな状況じゃとても太鼓判を押せないな。
例文2:ここまで成績が下がったらA大学合格の太鼓判を押せないな。

「太鼓判を捺す」をうまく用いる

「太鼓判を捺す」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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