「竜頭蛇尾」の意味と例文

「竜頭蛇尾」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「竜頭蛇尾」の意味と例文を紹介していきます。

「竜頭蛇尾」の読み方

読み方:りゅうとうだび
「竜頭蛇尾」の「竜頭」は「りゅうがしら」ではなく「りゅうとう」と読みます。また「蛇尾」は「へびお」ではなく「だび」と読みます。「竜頭蛇尾」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「竜頭蛇尾」の意味

意味:始めは勢いがいいのに後になるとだんだん振るわなくなること
「竜頭蛇尾」は中国の仏教書『碧巌録』や『恵徳傳燈録』が由来だと言われています。中国の高僧が旅の僧と議論をしたところ、高僧に投げかけられた問いに旅の僧は答えられず、最初は勢いがあったのに最後は黙り込んでしまいます。このように、最初は竜のように勢いがあるのに、最後は竜が蛇に尻すぼみしたという意味から、「竜頭蛇尾」という言葉が使われるようになったと言われています。

「竜頭蛇尾」の例文

例文1:君の走り方は竜頭蛇尾で最初は飛ばすがあとはへばって追い越されてしまう。
例文2:鳴り物入りでスタートしたサービスだが、竜頭蛇尾でいつの間にか終了していた。
例文3:初めのころはたくさんのバイトを募集していたが、竜頭蛇尾で実際には人手が余ってしまいシフトが入れないらしい。
例文4:最初は勢いよく問題を解いていたが、竜頭蛇尾で今は問題集を開きもしない。
例文5:竜頭蛇尾で終わったなんて言われたくないので、振るわなくなったいまでもがんばっています。

「竜頭蛇尾」をうまく用いる

「竜頭蛇尾」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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