時がたつ 「立つ」「経つ」のどっちが正しい?

「たつ」は色んな漢字が当てはまります。それぞれの漢字によって意味が変わってくるので区別して使えるようにしましょう。ここでは、「立つ」「経つ」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「立つ」と「経つ」の違い

立つ(たつ)
意味:直立すること。出発すること。
「立つ」は垂直に直立することやその様子を示すほかに、「旅に立つ」など出発する、「トイレに立つ」などその場を離れる、「苦境に立つ」などある場所・状況に身を置く、「面目が立つ」など物事が好ましい形で成り立ったり維持されたりする、「腹が立つ」など感情がたかぶる、「筆が立つ」など技能などがより優れるなど、多くの意味を持ちます。
経つ(たつ)
意味:時間が過ぎること。
時間が過ぎることや、月日が経過することに使います。

時がたつは経つが正しい

「時がたつ」は時間が過ぎることを表すため、「経つ」が正解です。

「立つ」の例文

例文1:名前を呼ばれたら椅子から立って一礼してください。

「椅子からたつ」は椅子のある場所から直立することなので「立つ」を使います。

例文2:舞台に立つ時はいつも役になり切っているので無心である。

「舞台にたつ」は舞台に身を置くことなので「立つ」を使います。

「経つ」の例文

例文1:子供がいつまで経っても帰ってこない。

「いつまでたっても」の「たつ」は時間の経過を表すので「経つ」を使います。

例文2:もう大学を卒業して5年が経つ。

「5年がたつ」も時間の経過を表すので「経つ」を使います。

論文・小論文で「立つ」と「経つ」を使い分ける視点

「経つ」は時間経過を表すときに、「立つ」はそれ以外の広い意味で使うと覚えておきましょう。論文・小論文ではよく使う漢字ではありますが、区別はそれほど難しくないため、いくつかの例文と一緒に覚えておくといざというときにうまく使い分けることができます。