心がいたむ 「傷む」「痛む」のどっちが正しい?

「いたむ」は「傷む」「痛む」といくつも漢字がありますが、それぞれ使い方が違うため、注意して使う必要があります。論文・小論文では、正しい言葉を使うようにして、よりよい文章が書けるようにしていきましょう。ここでは、「傷む」「痛む」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「傷む」と「痛む」の違い

傷む(いたむ)
意味:損傷、腐敗すること。
「傷む」は物が傷ついたり、腐ったりするという意味です。対象は物です。物でないものは「傷む」は使えません。
痛む(いたむ)
意味: 苦痛を感じること。
「痛む」は、強い刺激を受けて痛い、苦しいなどの苦痛を感じるという意味です。肉体的にも精神的にも使うことができます。対象は人や生物です。人や生物でないものは「痛む」を用いません。

心がいたむは痛むが正しい

「心がいたむ」は強い刺激を受けて心が痛いということ。人が対象なので、ここでは「痛む」が正解です。

「痛む」の例文

例文1:数日前に怪我した傷口がまだ痛む。

「傷口がいたむ」は肉体的に苦痛を感じること、苦痛を感じるのは人ということなので、ここでは「痛む」を使います。

例文2:歓迎会に思った以上出費があり懐が痛んだ。

「懐がいたむ」は出費が多くて金銭的痛手を被ることです。精神的に苦痛を感じたのは「人」なので、ここでは「痛む」を使います。

「傷む」の例文

例文1:傷んだミカンをほっといたら、ミカン箱の他のミカンも傷んでしまった。

「いたむミカン」はミカンの腐敗を表すということです。ミカンが対象なので、ここでは「傷む」を使います。

例文2:髪の毛が傷んできたのでバッサリ切ってショートヘアにした。

「髪の毛がいたむ」は髪の毛が損傷したことと、髪の毛が対象なので、ここでは「傷む」を使います。髪の毛は人の体についているものですが、髪の毛自体に苦痛を感じることはできないので、ここでは「傷む」が正解です。

論文・小論文で「傷む」と「痛む」に使い分ける視点

「傷む」は損傷、腐敗、「痛む」痛苦を意味します。「傷む」の主語は物、「痛む」の主語は人や生物と区別すればすぐに把握できますね。論文・小論文では、それぞれの漢字を正しく使えるようにしていきましょう。

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