師からのおんじょう 「温情」「恩情」正しい漢字はどっち?

「おんじょう」は「温情」と「恩情」の2種類がありますが、両方とも気持ちにかかわる言葉です。ですが、両者は微妙に使い方が違います。ここでは、「温情」「恩情」のそれぞれの意味の違いや例文について解説していきます。

「温情」と「恩情」の違い

温情(おんじょう)
意味:思いやりのあるやさしい心、情け深い心。
「温情」は思いやりの心をもった、あたたかい気持ちを意味します。人から情けをかけてもらい、その情けにあたたかい気持ちを感じ、うれしいと思った時に使います。
恩情(おんじょう)
意味:目上から目下に対する情けのある心、いつくしみの心。
「恩情」は目下への恩愛の情やいつくしみの心を意味します。恩師や父母に使う言葉です。

師からのおんじょうは恩情が正しい

「師からのおんじょう」は師弟関係のある師から弟への情けある心、いつくしみの心であり、恩師に使う言葉というところから、ここでは「恩情」を使います。

温情の例文

例文1:温情あふれるリーダーだからこそみんなをまとめることができた。

仲間内のリーダーに対しては恩師のような師弟関係はないので「温情」を使うのがいいでしょう。

例文2:ついつい温情に甘えてしまう。

人の情けについつい甘えてしまうということなので、ここでは「温情」を使います。

恩情の例文

例文1:先生の恩情に報いるためにも、教えてもらった知識を世に役立てたいと思う。

「先生のおんじょう」は、師弟関係のある師から弟への情けある心、いつくしみの心であり、恩師に使う言葉というところから、ここでは「恩情」を使います。

例文2:今後とも変わらぬご恩情を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

「恩情」は目上から目下に対する言葉ですが、それに「ご」を付けることで、目下の人が目上の人の「恩情」を指すのに使うことができるようになります。

論文・小論文で「温情」と「恩情」を使い分ける視点

「温情」は思いやりのあるやさしい心を表します。「恩情」は目下への情け深い心をいい、目上の人に手紙などで宛てるときは「ご恩情」などの言い方で使われることが多いです。論文・小論文では、正しく使わないと主語が分かりにくくなってしまうので気を付けましょう。

You cannot copy content of this page
タイトルとURLをコピーしました