「案の定」の意味と例文

「案の定」は日常でよく使われる慣用句です。では、実際にどのように使ったらいいのでしょうか。ここでは「案の定」の意味と例文を紹介していきます。

「案の定」の読み方

読み方:あんのじょう
「案の定」の「定」は「てい」ではなく、「じょう」と読みます。「案の定」はこの形で一つの慣用句となっているためバリエーションはありません。

「案の定」の意味

意味:思った通り
「案の定」の「案」は「考え」「計画」「予想」という意味があり、「定」は「その通り」という意味があるので、「案の定」は「思った通り」という意味になります。「案の定」は悪い結果によく使われるイメージがありますが、「案の定」自体は良い意味も悪い意味もありません。良い結果にも悪い結果にも使うことができます。

「案の定」の例文

例文1:大雨だから客足はどうかなと思っていたけど、案の定誰も来なかった。
例文2:大学入試の合否判定を知らせる封筒が薄かったのでいやな感じがしたが、開けてみると案の定不合格の通知だった。
例文3:祖母との外出が、ちょうど朝の通勤ラッシュの時間に重なっていたので、案の定座席には座れなかった。
例文4:子供連れにはハードな旅行日程とはうすうす思っていたが、案の定旅先で子供が体調を崩して旅行どころじゃなくなった。
例文5:酒に目のない人だったが、小銭が入ると案の定いそいそと酒場へと繰り出していった。

「案の定」をうまく用いる

「案の定」は日常でもよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく使って豊富な言い回しができるようにしておきましょう。