「口が重い」の意味 「口が重く」などの例文

「口が重い」という言葉はニュースなどでもよく使われる慣用句ですが、具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「口が重い」の意味や「口が重く」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「口が重い」の読み方

読み方:くちがおもい
「口が重い」の「口」は「こう」ではなく「くち」と読みます。「口が重い」は「口が重く」などのバリエーションがあります。

「口が重い」の意味

意味:口数が少なく思っていることを表に出さないこと
「口が重い」の由来は18世紀に書かれた上田秋成の『諸道聴耳世間猿』に記載があるところからこの物語が由来ではないかと考えられています。「口」は話しをすることを意味し、「重い」は動作が軽快でないことを意味するので、口数が少なくあまりしゃべらないことを「口が重い」というようになったようです。

「口が重い」の例文

例文1:会社の業績の話になるとみんな口が重いのでなかなか実情がつかめない。
例文2:口が重い犯人も取り調べを重ねていくうちに少しずつ話をするようになっていった。
例文3:みんなの口が重いのは、それだけ会社の経営がうまくいっていないことを感じているからだろう。

「口が重く」の例文

例文1:いつもはおしゃべり好きな主婦なのに、事件のことになるととたんに口が重くなる。
例文2:口が重く秘密を守れるような人が適任だ。
例文3:このプロジェクトに失敗したら会社の損失は億単位なので、契約に関して社長の口が重くなるのは当然だ。

「口が重い」をうまく用いる

「口が重いのでなかなか話してくれない」とか「とたんに口が重くなる」など「口が重い」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。