「感無量」と「感慨無量」の違い、意味、例文

「感無量」は感動的なシーンなどでよく使われますよね。また四字熟語の「感慨無量」という言葉もあります。これらは具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「感無量」と「感慨無量」の違い、意味、例文を紹介していきます。

「感無量」の読み方

読み方:かんむりょう
「感無量」の「無量」は「ぶりょう」ではなく「むりょう」と読みます。

「感慨無量」の読み方

読み方:かんがいむりょう
「感慨無量」の「感慨」は「かんがい」と読みます。また「無量」は「ぶりょう」ではなく「むりょう」と読みます。「感慨無量」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「感無量」と「感慨無量」の違いと意味

意味:心に深く染み入りしみじみとした気持ちになること
四字熟語「感慨無量」を略したものが「感無量」になります。なので意味としての違いはありません。「感慨無量」の「感慨」は深く身に染みて感じること、しみじみとした気持ちになることを意味し、「無量」は計り知れないくらい多い量を意味します。

「感無量」の例文

例文1:ようやく金メダルを獲ることができて感無量な想いだ。
例文2:結婚式で大切に育てた娘を嫁に出す父親はさぞかし感無量だったことだろう。
例文3:苦しい就活を重ねてようやく内定を授かることができ感無量な思いでいっぱいだ。

「感慨無量」の例文

例文1:卒業証書をもらう息子の姿に感慨無量な思いになった。
例文4:過酷な人生を経てようやく幸せになれたことに感慨無量の涙があふれてきた。
例文5:10年ぶりに訪ねてきてくれた息子を見て感慨無量のあまり言葉が出なかった。

「感無量」「感慨無量」をうまく用いる

「感無量」「感慨無量」は日常の会話の中でも使える言葉です。様々なシーンで使われるので、論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。