「舌の根も乾かぬうち」の意味と例文

「舌の根も乾かぬうち」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「舌の根も乾かぬうち」の意味と例文を紹介していきます。

「舌の根も乾かぬうち」の読み方

読み方:したのねもかわかぬうちに
「舌の根も乾かぬうち」の「舌」は「した」と読みます。また「根」は「こん」ではなく「ね」と読みます。「舌の根も乾かぬうち」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「舌の根も乾かぬうち」の意味

意味:言い終わってすぐに
「舌の根の乾かぬうちに」の「舌」は言葉を話す器官で舌が湿っていると言葉をスムーズに出すことができます。そこで、「舌の根の乾かぬうちに」はすぐに話す用意ができている状態であることを表します。そこから転じて「言い終わってすぐに」という意味に使われるようになったと言われています。「舌の先の乾かぬうちに」と使う人もいますが、これは誤用です。

「舌の根も乾かぬうち」の例文

例文1:一度言い間違えたのに、舌の根も乾かぬうちまた言い間違えてしまって落ち込んでいる。
例文2:彼はダイエットをしていると言ったにも関わらず、舌の根も乾かぬうちに暴飲暴食をしていた。
例文3:彼は失礼なことを言って彼女に怒られたのに、舌の根も乾かぬうちにまた失礼なことを言っている。
例文4:嘘とつくなとさんざん言っているのに、息子は舌の根も乾かぬうちまた嘘をつく。
例文5:大臣は朝言った言葉で国民の非難を受けたら、舌の根も乾かぬうちに夜には撤回した。

「舌の根も乾かぬうち」をうまく用いる

「舌の根も乾かぬうち」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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