「水を得た魚のよう」の意味と例文

「水を得た魚のよう」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「水を得た魚のよう」の意味と例文を紹介していきます。

「水を得た魚のよう」の読み方

読み方:みずをえたうおのよう
「水を得た魚のよう」の「水」は「すい」ではなく「みず」と読みます。また「魚」は「さかな」ではなく「うお」と読みます。「水を得た魚のよう」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。反義語は「陸に上がった河童」「木から落ちた猿」などがあります。

「水を得た魚のよう」の意味

意味:その人に適した場で生き生きと活躍するたとえ
「水を得た魚のよう」は『三国志』の中の劉備の言葉に由来すると言われています。劉備と諸葛亮孔明が密な関係にあることを関羽と張飛が嘆くのですが、「2人は魚と水のように切っても切れない関係なので、お互いがいてこそ、適した環境で生き生きと活躍することができる」と劉備が答えたことにあると言われています。

「水を得た魚のよう」の例文

例文1:彼に得意な英語を使わせると水を得た魚のように、いきいきと物怖じせずしゃべる。
例文2:彼は舞台に立つと水を得た魚のように役になり切る。
例文3:彼は地元に帰ると水を得た魚のようにいきいきとするので、よほど都会は生きにくいのだろう。
例文4:彼は水に入ると水を得た魚のようにスイスイと泳ぐ。
例文5:彼はスポーツをさせると水を得た魚のように楽しそうに振る舞う。

「水を得た魚のよう」をうまく用いる

「水を得た魚のよう」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。