「水を向ける」の意味 「水を向けて」「水を向けた」などの例文

「水を向ける」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「水を向ける」の意味や「水を向けて」「水を向けた」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「水を向ける」の読み方

読み方:みずをむける
「水を向ける」の「水」は「すい」ではなく「みず」と読みます。「水を向ける」は「水を向けて」「水を向けた」などのバリエーションがあります。類語は「鎌を掛ける」などがあります。

「水を向ける」の意味

意味:巧みに話を振って相手の関心が自分の思う方向に向くように誘いをかけること
「水を向ける」は、巫女が生霊や死霊を呼んで自分に乗り移らせ、口を通し思いを伝える「口寄せ」に由来すると言われています。その際に使う呼び水を「水向け」といい、霊に話をさせるよう関心が向けようと誘いかけることを「水を向ける」と言うところから、巧みに相手から話を聞き出すことを言うようになったと言います。

「水を向ける」の例文

例文1:子供同士が友達になれるよう親が水を向けるのだが、子供は全く乗り気ではないようだ。
例文2:彼が彼女と上手く話せるよう水を向けるが、緊張している彼には上手く届かないようだ。

「水を向けて」の例文

例文1:先生が水を向けてくれたので、就職先の社長とスムーズに話すことができた。
例文2:水を向けてくれないと話せないなんてなさけない。

「水を向けた」の例文

例文1:学生時代のことを思い出してもらおうと水を向けたが、彼は全く記憶にないようだった。
例文2:新人事について聞けないかと社長に水を向けたがうまくはぐらかされてしまった。

「水を向ける」をうまく用いる

「水を向ける」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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