「虫も殺さない」の意味と例文

「虫も殺さない」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「虫も殺さない」の意味と例文を紹介していきます。

「虫も殺さない」の読み方

読み方:むしもころさない
「虫も殺さない」の「虫」は「ちゅう」ではなく「むし」と読みます。「虫も殺さない」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「虫も殺さない」の意味

意味:殺生ができないほどやさしくておとなしい様子
「虫も殺さない」は軽口頓作の雑俳の一つの「心には虫も殺さぬ髭奴子」に由来すると言われています。そこから、虫も殺せないほど気が小さく優しい性格というたとえに使われるようになったと言われています。多くの場合、「虫も殺さない」のあとに、それを否定する言葉をつなげて使います。

「虫も殺さない」の例文

例文1:彼は虫も殺さない顔をして裏ではかなり悪いことをしているらしい。
例文2:彼は虫を殺さないように見えて、SNSでは言いたい放題だ。
例文3:虫も殺さないように見えるアイドルも案外陰では腹黒いことをやっているらしい。
例文4:子供は虫も殺さないような天使に見えるけれど、その反面とても残酷なところがある。
例文5:虫も殺さないようなかわいい顔をしながら毒舌を吐くなんて驚きだ。

「虫も殺さない」をうまく用いる

「虫も殺さない」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。