「百聞は一見に如かず」の意味と例文

「百聞は一見に如かず」は日常でもよく使われる故事成語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「百聞は一見に如かず」の意味と例文を紹介していきます。

「百聞は一見に如かず」の読み方

読み方:ひゃくぶんはいっけんにしかず
「百聞は一見に如かず」の「百聞」は「ひゃくきき」ではなく「ひゃくぶん」と読みます。また「一見」は「いちみ」ではなく「いっけん」と読みます。「百聞は一見に如かず」はこの形で故事成語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「百聞は一見に如かず」の意味

意味:人の話を何度も聞くより自分の目で確かめた方がよくわかるということ
「百聞は一見にしかず」は中国の漢書『趙充国伝』の「百聞不如一見」の一節に由来していると言われています。この中で、中国の漢はチベット系遊牧民を鎮圧しようと、趙充国に兵力の打診したところ「百聞は一見にしかずだ。前線は遠いので戦略を企てるのは難しい。まずは敵地の地図が必要なので、私が馬に乗って敵地に向かい企図しよう」と言ったと言われています。

「百聞は一見に如かず」の例文

例文1:百聞は一見に如かずというから一度は留学してみるといいよ。
例文2:まさかこんな鮮やかな色になるとは百聞は一見に如かずだな。
例文3:百聞は一見に如かずというが、やはり目から入る情報は強烈だ。
例文4:百聞は一見に如かずというから是非本物を一度見てみたい。
例文5:色々聞くより百聞は一見に如かずで見てみたらすぐわかるよ。

「百聞は一見に如かず」をうまく用いる

「百聞は一見に如かず」は日常でよく使われる故事成語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。