「鼻に掛ける」の意味 「鼻に掛け」「鼻に掛けず」などの例文

「鼻に掛ける」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「鼻に掛ける」の意味や「鼻に掛け」「鼻に掛けず」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「鼻に掛ける」の読み方

読み方:はなにかける
「鼻に掛ける」の「鼻」は「花」ではなく「鼻」と書きます。また「掛ける」はひらがなで「かける」と書いても構いません。「鼻に掛ける」は「鼻に掛け」「鼻に掛けず」などのバリエーションがあります。

「鼻に掛ける」の意味

意味:自慢したり得意がったりすること 
「鼻にかける」はアヘン戦争に由来があると言われています。アヘン戦争でイギリスから不平等な通商条約を押し付けられた中国人は、西洋人の鼻が高いところから、イギリス人の高慢な振舞いをこのように表現したと言われています。

「鼻に掛ける」の例文

例文1:彼はすぐ自分の実家がお金持ちなことを鼻に掛ける。
例文2:彼女はいい大学を出たことを鼻に掛けるので付き合いづらい。

「鼻に掛け」の例文

例文1:彼はちょっと成績がいいからってすぐ鼻に掛けて、気に入らないやつだ。
例文2:自分の長所を鼻に掛けたら、みんなに嫌われた。

「鼻に掛けず」の例文

例文1:彼はオリンピック選手だということはまったく鼻に掛けず、誰とでも仲良く接する。
例文2:クチコミサイトで有名なレストランのことを鼻に掛けず、良心的な値段でがんばっているので、いつも並ぶ人でいっぱいだ。

「鼻に掛ける」をうまく用いる

「鼻に掛ける」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。