「花より団子」の意味 「名を捨て実を取る」などの例文

「花より団子」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「花より団子」の意味や「名を捨て実を取る」 などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「花より団子」の読み方

読み方:はなよりだんご
「花より団子」の「花」は「か」ではなく「はな」と読みます。また「団子」は「だんご」と読みます。「花より団子」この形で一つのことわざになっているので、他のバリエーションがありません。

「名を捨て実を取る」の読み方

読み方:なをすてみをとる
「名を捨てて実を取る」の「名」は「みょう」ではなく「な」と読みます。また「捨てて」は「棄てて」に漢字を使っても構いません。「名を捨て実を取る」は「名を取るより実を取る」などのバリエーションがあります。

「花より団子」「名を捨て実を取る」の意味

意味:見た目や品位より実質や実利を重視することや風流を解さないことのたとえ
「花より団子」は花見で美しい花を見て喜ぶよりも、茶屋の団子を喜ぶ人がいるところが由来だと言われています。「実質や実利を重視すること」が大事だとプラスイメージで使う場合と、風流を解さないというマイナスイメージで使う場合があります。『江戸いろはかるた』や『尾張いろはかるた』の中の一句になったことで広く使われるようになったと言われています。「名を捨てて実を取る」の「名」は、うわべの名目や体裁のことを意味し、「実」とは、中身や実質の意味します。

「花より団子」の例文

例文1:花見は花が主役とはいえ、やっぱり花より団子、その後の食事が楽しみだ。
例文2:花より団子の私は、プレゼントは花束よりスイーツがうれしい。
例文3:野球観戦に来ているのに、観戦そっちのけでビールばかり飲んでるなんてまさに花より団子だよ

「名を捨て実を取る」の例文

例文1:息子は運動会で一位になったが、名を捨て実を取るで、金メダルよりもご褒美にもらったお菓子に夢中だ。
例文2:国立の大学教授になったが、給料の安さはとても家族を養えないので、名を捨て実を取るで給料のいい私大に移った。
例文3:名を捨て実を取るで有名企業より給与額のいい会社に就職することにした。

「花より団子」をうまく用いる

「花より団子」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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