「梨のつぶて」の意味と例文

「梨のつぶて」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「梨のつぶて」の意味と例文を紹介していきます。

「梨のつぶて」の読み方

読み方:なしのつぶて
「梨のつぶて」の「梨」は「なし」と読みます。また「つぶて」は「礫」と漢字で書いても構いません。「梨のつぶて」はこの形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。

「梨のつぶて」の意味

意味:こちらから連絡しても、相手からは全く返事が戻ってこないこと
「梨のつぶて」の「梨」は「梨」と「無し」をかけた語呂合わせで、「無し」という意味で使っており、「梨」の意味はありません。「つぶて」は投げた小石のことで、一度投げた小石は戻ってこないことから、「梨のつぶて」は音沙汰のないこと、音信のないことを意味するようになったと言われています。

「梨のつぶて」の例文

例文1:父親が怪我をしたというのに、息子からは梨のつぶてでなんの連絡もない。
例文2:旅行に行くと言ったっきり、梨のつぶてでいったい今どこにいるのかすらわからない。
例文3:彼とは卒業以来梨のつぶてで、海外で暮らしてたなんて知りもしなかった。
例文4:嫁いでから実家とは梨のつぶてで子供ができたことも知らせていない。
例文5:親友とは女性を取り合ってこじれたのをきっかけに、今も梨のつぶてだ。

「梨のつぶて」をうまく用いる

「梨のつぶて」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。