「二束三文」の意味 「二足三文」などの例文

「二束三文」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「二束三文」の意味や「二足三文」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「二束三文」「二足三文」の読み方

読み方:にそくさんもん
「二束三文」の「束」は「たば」ではなく「そく」と読みます。「足」でも「束」でもどちらの漢字でも構いません。また「文」は古いお金の単位なので「ぶん」ではなく「もん」と読みます。「二束三文」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。

「二束三文」「二足三文」の意味

意味:売値がとても安いこと
「二束三文」は二束で安い金額の三文でしか売れないことが由来になったと言われています。一説には江戸時代にいぐさやわらなどで作った大型で丈夫な草履、金剛草履が二足で三文であったからともいわれています。そのため、「束」は「足」の漢字を使っても構いません。

「二束三文」の例文

例文1:ブランドの服も一度着たら売る時は二束三文だよ。
例文2:かつて高く買ったものも流行がすぎれば二束三文でしか売れない。
例文3:売っても二束三文ではあるが、引っ越しで持って行くとかえってお金がかかるから仕方がない。

「二足三文」の例文

例文1:複数個あればもっと高く売れると思ったが、二足三文にしかならなかった。
例文2:売っても二足三文なので、気に入ったら君にあげるよ。
例文3:中古品は二足三文でしか売れないよ。

「二束三文」をうまく用いる

「二束三文」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。