「多芸は無芸」の意味と例文

「多芸は無芸」は日常でたまに聞く慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「多芸は無芸」の意味と例文を紹介していきます。

「多芸は無芸」の読み方

読み方:たげいはむげい
「多芸は無芸」の「多芸」は「たげい」と読みます。また「無芸」は「ぶげい」ではなく「むげい」と読みます。「多芸は無芸」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「器用貧乏」などがあります。

「多芸は無芸」の意味

意味:多くの芸や学問に通じている人はそのひとつひとつを深く極めておらず中途半端なので、結局は無芸と等しいということ
「多芸は無芸」の「芸」は芸事やスキル、知識のことを意味し、多くの芸を身に着けたとしてもすべて抜きん出ていなければ、専門家としては使い物になりません。ここから、「多芸は無芸」はいくら多くの芸や学問に通じていても、中途半端なスキルは知識がないのと変わらないぐらい価値のないことだという意味に使われるようになったといわれます。

「多芸は無芸」の例文

例文1:彼は器用だけど知識は広く浅いものばかりで、多芸は無芸で専門と言える分野はない。
例文2:多芸は無芸にならないように、1つのことを深く掘り下げて学ぶようにしようと思う。
例文3:多芸は無芸といわれたが、人生の豊かさという意味では多芸は素敵なことだと思う。
例文4:多芸に無芸にならないように、大学でひとつでも深く知識を身に着けようと思っている。
例文5:父に多芸に無芸になるなといわれたので、高校からは習い事も一つにしぼって集中することにした。

「多芸は無芸」をうまく用いる

「多芸は無芸」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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