「天秤に掛ける」の意味 「両天秤に掛ける」「秤に掛ける」などの例文

「天秤に掛ける」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「天秤に掛ける」の意味や「両天秤に掛ける」「秤に掛ける」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「天秤に掛ける」の読み方

読み方:てんびんにかける

「両天秤に掛ける」の読み方

読み方:りょうてんびんにかける

「秤に掛ける」の読み方

読み方:はかりにかける
「天秤に掛ける」「両天秤に掛ける」「秤に掛ける」の「天秤」は「てんびん」と読みますが、「秤」は「はかり」と読みます。「天秤に掛ける」は「両天秤に掛ける」「秤に掛ける」などのバリエーションがあります。

「天秤に掛ける」「両天秤に掛ける」「秤に掛ける」の意味

意味:二つのものを比べて損得を判断すること、または、困らないよう二股をかけること
「天秤に掛ける」の「天秤」は中心を支点とする梃子の両端にお皿を吊るした形の天秤で、一方にははかるもの、一方には分銅を載せたところから、二つの物を比べることを「天秤に掛ける」というようになったと言われています。

「天秤に掛ける」の例文

例文1:彼は好きな人が2人いて天秤に掛けているが、なかなかどちらか1人を選ぶことはできないようだ。
例文2:人生を決める就職は、さまざまな要素を天秤に掛けて考えていく必要がある。

「両天秤に掛ける」の例文

例文1:君が一番好きだといいながら、本当は別の女性と両天秤に掛けていたんだと思うとショックだった。
例文2:どちらのスーパーが安いのか、両天秤に掛けて見たものの、全く同じものではないのでどちらがいいとは言い難い。

「秤に掛ける」の例文

例文1:家族と仕事を秤に掛けた結果、仕事を辞めて家族とともに田舎暮らしをすることにした。
例文2:大きなケーキと小さなケーキなら、秤に掛けることもなくみな大きい方を選ぶだろう。

「天秤に掛ける」をうまく用いる

「天秤に掛ける」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。