「晴耕雨読」の意味と例文

「晴耕雨読」は日常ではあまり聞くことのない四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「晴耕雨読」の意味と例文を紹介していきます。

「晴耕雨読」の読み方

読み方:せいこううどく

「晴耕雨読」の「晴」は「はれ」ではなく「せい」と読みます。また「雨」は「あめ」ではなく「う」と読みます。「晴耕雨読」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「悠々自適」などがあります。

「晴耕雨読」の意味

意味:晴れた日は外で畑を耕し、雨の日は家の中で読書するというように、のんびり思いのままに暮らすこと

「晴耕雨読」は明治時代の文学である塩谷節山の漢文詩の一節、「晴耕雨読、悠遊するに足る」、もしくは、塩谷節山が活躍した同時期に出版された『少年文庫・第二集』の吉田丹三郎の漢文、「晴耕雨読楼記」のどちらかが由来ではないかと言われています。

「晴耕雨読」の例文

例文1:田舎暮らしをしてすっかり晴耕雨読を楽しむ生活になったよ。

例文2:晴耕雨読に暮らすことが本当は一番幸せな生き方なのかもしれないね。
例文3:退職したらようやく晴耕雨読の生活ができるのではないかと期待している。
例文4:彼は学生だが、6年も留年して晴耕雨読の日々を過ごしているようだよ。
例文5:日本人は一度社会人になるとなかなか自由が利かなくなるので晴耕雨読の生活に憧れる人は多い。

「晴耕雨読」をうまく用いる

「晴耕雨読」は日常であまり耳にすることのない四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。