「遠い親戚より近くの他人」の意味 「遠くの親戚より近くの他人」などの例文

「遠い親戚より近くの他人」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「遠い親戚より近くの他人」の意味や「遠くの親戚より近くの他人」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「遠い親戚より近くの他人」の読み方

読み方:とおいしんせきよりちかくのたにん
「遠い親戚より近くの他人」の「親戚」は「しんせき」と読みます。「遠い親戚より近くの他人」は「遠くの親戚より近くの他人」などのバリエーションがあります。

「遠い親戚より近くの他人」「遠くの親戚より近くの他人」の意味

意味:困ったことがあった時は、遠くの親戚よりも日頃から仲良くしている近所の人の方が頼りになるということ
「遠い親戚より近くの他人」は中国の明時代に、孔子・孟子・老子・荘子などの言葉を集めた箴言集である「明心宝鑑」の中の「遠水難救近火、遠親不如近隣」の一節に由来があると言われています。これは、四字熟語の「遠水近火」のことで、「遠くにある水は近くの火事を消すには役に立たない」という意味です。これは緊急の時は遠くにあるものでは役に立たないということで、これが「遠い親戚より近くの他人」の由来になったといわれています。

「遠い親戚より近くの他人」の例文

例文1:遠い親戚もより近くの他人の方が親身になってくれるので、ご近所付き合いは大事にしないといけない。
例文2:困った時に助けてくれたのは隣人だったので、遠い親戚よりも近くの他人とはよく言ったものだと思う。
例文3:嫁いだ隣人の娘さんが、両親に何かあったときによろしくと電話番号と菓子折りを置いていったので、頼れるのは遠い親戚よりも近くの他人ということなんだろうと思った。

「遠くの親戚より近くの他人」の例文

例文1:遠くの親戚より近くの他人というように、彼は親戚付き合いがほとんどないが、近隣の住人とは仲が良い。
例文2:彼はイギリス人なのに、日本に長く住めば遠くの親戚より近くの他人で、近隣の日本人の方が頼れるらしい。
例文3:災害の時は、遠くの親戚より近くの他人で近隣住民とともに助け合ったものだ。

「遠い親戚より近くの他人」をうまく用いる

「遠い親戚より近くの他人」は日常でよく使われることわざです。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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