「適材適所」の意味と例文

「適材適所」は日常でもよく使われる四字熟語です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「適材適所」の意味と例文を紹介していきます。

「適材適所」の読み方

読み方：てきざいてきしょ

「適材適所」の「適材」は「てきざい」と読みます。また「適所」は「てきしょ」と読みます。「適材適所」はこの形で四字熟語になっているため、その他のバリエーションはありません。

意味：その人の性格や能力に応じた任務や地位を与えること

「適材適所」は建築現場での木材の使い分けがその由来だと言われています。伝統的な日本家屋や寺社などの建築現場では、耐久性や防虫作用、風合いの美しさなど、それぞれの場所によって木材の使い分けたところから、この四字熟語ができたと言われています。

例文1：社員の技量を見定められてこそ、適材適所の人事を実現できる。

例文2：彼にとって新しい会社の営業部は適材適所だったため、いきなりトップの成績に躍り出た。

例文3：適材適所に配置すれば一番良いといえども、うまく配置するのはなかなか難しい。

例文4：適材適所とはよく言ったもので、合わないところではなかなか能力は発揮できない。

例文5：適材適所に配属されたとしても、苦手なことはあるものだ。

「適材適所」は日常でよく使われる四字熟語です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。