「犬が西向きゃ尾は東」の意味と例文

「犬が西向きゃ尾は東」は日常あまり耳にすることのない慣用句です。具体的にどのような場面で使えばいいでしょう。ここでは「犬が西向きゃ尾は東」の意味と例文を紹介していきます。

「犬が西向きゃ尾は東」の読み方

読み方：いぬがにしむきゃおはひがし

「犬が西向きゃ尾は東」はこの形でことわざになっているため、「犬が西向けば尾は東」などのバリエーションはありません。

意味：言うまでもないぐらい当然のこと、またはそれを新しい出来事のように言うことのたとえ

「犬が西向きゃ尾は東」は犬が西を向くと、必然的にしっぽは東を向くところから言うまでもないぐらい当然のことを表すことになったと言われています。

例文1：結婚生活がバラ色のことばかりでないなんて、犬が西向きゃ尾は東で多くの人がわかっていることだよ。

例文2：誰でも明るくて優しい人が好きになるに決まっている。そんなこと犬が西向きゃ尾は東だよ。

例文3：そんなに儲けられる話なら犬が西向きゃ尾は東でみんな興味を持つはずだよ。

例文4：お金のある人は犬が西向きゃ尾は東でみんなそれなりに相続対策を考えているものだよ。

例文5：日本の会社がもうすでに年功序列制度ではないというのは犬が西向きゃ尾は東でみんな知っているよ。

「犬が西向きゃ尾は東」は日常ではあまり使われない慣用句ですが、知っていると語彙力があるように思われることわざでもあります。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。