「高を括る」の意味 「高を括って」などの例文

「高を括る」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「高を括る」の意味や「高を括って」などバリエーションでの例文を紹介します。

「高を括る」の読み方

読み方:たかをくくる
「高を括る」の「高」は「こう」ではなく「たか」と読みます。また「括る」は「くくる」と読みます。「高を括る」は「高を括って」などのバリエーションがあります。

「高を括る」の意味

意味:たいしたことないと軽く見ること
「高を括る」の「高」は生産高や残高のような数量の程度を意味し、「括る」は物事にまとめることを意味します。そこから、「高を括る」はこの程度の数量だろうとまとめることを意味するようになったと言われています。また、戦いのときに勝敗の見込みを予測するため、相手の領地の「石高」を計算したことから安易に大したことがないと侮ったり、軽めに予測したりする意味に使われるようになったとも言われています。

「高を括る」の例文

例文1:きっと困ったら誰かが助けてくれると高を括るのはずいぶん都合がいい話だ。
例文2:感染症において自分だけは大丈夫だろうと高を括るのは危険である。
例文3:相手は子供だと高を括るのは間違いだ。

「高を括って」の例文

例文1:きっとここは難しいからテストには出ないだろうと高を括っていたら、しっかり出題されていた。
例文2:後輩だからと高を括っていたら、手ごわい相手ですっかり勝負に負けてしまった。
例文3:ここから飛び降りたぐらいじゃどうってことないだろうと高を括っていたら、骨折してしまった。

「高を括る」をうまく用いる

「高を括る」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。