「癪に障る」の意味 「癪に障って」「癪に障った」などの例文

「癪に障る」は日常でもよく使われる慣用句です。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「癪に障る」の意味や「癪に障って」「癪に障った」などバリエーションでの例文を紹介していきます。

「癪に障る」の読み方

読み方:しゃくにさわる
「癪に障る」の「癪」は「しゃく」と読みます。また「障る」は「さわる」と読みます。「触る」ではなく「障る」の漢字を使います。「癪に障る」は「癪に障って」「癪に障った」などのバリエーションがあります。「かんにさわる」の「かん」は「癇」の字を書くので間違えないよう注意しましょう。

「癪に障る」の意味

意味:気に入らないことがあって不快で心持ちがむしゃくしゃすること
「癪に障る」の「癪」は元々医療に関連している言葉で、胸やお腹の周りが痙攣して激しく痛む病気や原因が分からない内臓疾患を総称して「癪」と言っていました。そんな痛みがあるとずっと心がむしゃくしゃしているので、そこから気に入らないことがあって不快な気分になることを「癪に障る」というようになったようです。

「癪に障る」の例文

例文1:彼は遊んでばかりなのに成績が良くて癪に障る。
例文2:社長にそんな癪に障る言い方をするなんて間違っているよ。

「癪に障って」の例文

例文1:バカにした言い方が癪に障って嫌味を言い返した。
例文2:彼の態度が癪に障って、ついつい説教してしまった。

「癪に障った」の例文

例文1:癪に障ったならごめんなさい、謝ります。
例文2:アドバイスなんだろうけれど、部外者に物知り顔で言われたことが癪に障った。

「癪に障る」をうまく用いる

「癪に障る」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。