「けんもほろろ」の意味と例文

「けんもほろろ」は日常でもよく使われることわざです。具体的にどのように使えばいいでしょう。ここでは「けんもほろろ」の意味と例文を紹介していきます。

「けんもほろろ」の読み方

読み方:けんもほろろ
「けんもほろろ」は漢字がなく、すべてひらがなで書きます。この形で慣用句になっているため、その他のバリエーションはありません。類語は「取り付く島もない」「木で鼻を括る」などがあります。

「けんもほろろ」の意味

意味:人の頼み事などを全く取り合わずはねつける様子、取りつくしまもない様子
「けんもほろろ」はその音や意味から剣を思いがちですが、剣とは何の関係もありません。「けんもほろろ」の由来は鳥のキジの鳴き声が由来だと言われています。キジの鳴き声のケーンケーンという音と、キジが飛び立つときのほろろという羽の音が、愛想がないことを意味する「慳貪(けんどん)」や鳥が飛び立つ時に羽をばたつかせる音を意味する「母衣打ち(ほろうち)」などを掛け合わせて、すぐに相手を拒絶することを「けんほろろ」と言われていたところ、長年使われ続けるうちに「けんもほろろ」になったと言われています。

「けんもほろろ」の例文

例文1:あまりに高額だったので、クライアントに値下げ交渉をしたけれど、残念ながらけんもほろろで交渉には応じてもらえなかった。
例文2:彼女は今日英会話学校があったはずだから、残業を頼んでもきっとけんもほろろだよ。
例文3:良いアイデアを思い付いたとばかり部長に報告したが、けんもほろろに却下された。
例文4:彼はその事業には全く興味がないから、きっと何を言ってもけんもほろろだと思うよ。
例文5:見るからにややこしそうな案件だったので、けんもほろろに断った。

「けんもほろろ」をうまく用いる

「けんもほろろ」は日常でよく使われる慣用句です。論文・小論文でも正しく理解してきちんと使えるようにしておきましょう。

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